良きものを売るは善なり。良き品を広告して売るはさらに善なり
2024年10月30日
本日は川越で毎週水曜日に参加している、経営者の朝起き会(モーニングセミナー)で非常に良いお話を聞かせていただきましたので、久々にブログに書いていきたいと思います。毎週水曜日に勉強しているので、11月からはこの学びを定期として書けたらと思いましたので、続けられるように頑張ります(笑)
表題に書かせていただいたのは、近江商人の商売十訓からの抜粋です。
■近江商人商売十訓
①商売は世のため、人のための奉仕にして利益はその当然の報酬なり
②店の大小よりも場所の良否、場所の良否よりも品の如何なり
③売る前のお世辞より、売った後の奉仕こそ永遠の客をつくる
④資金の少なさを憂うなかれ、信用の足らざるを憂ふべし
⑤無理に売るな。客の好むものを売るな。客のためになるものを売れ
⑥良きものを売るは善なり。良き品を広告して売るはさらに善なり
⑦紙一枚でも景品はお客を喜ばせる。景品がない時は笑顔を景品にせよ
⑧正札を守れ。値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ
⑨今日の損益を常に考えよ。今日の損益を明らかにせねば寝につかぬ習慣にせよ
⑩商売には好況、不況はない。いずれにしても儲けねばならぬ
【近江商人十訓_愛知東邦大 森 靖雄 教授】
いずれも現在に残る金言。
あ、これはこの会社が言っているやつだ!と直結するようなものも有りますよね。
今日お話しいただいた講師の方は愛知の一部上場大企業の2世の方で、創業者の父親の話や、経験から得た経営に大事なことなどリアルに話していただきました。
■創業は戦後の焼け野原
現在では100億を越える大企業にまで成長しているのですが、最初は戦後の焼け野原で変電版を修理する仕事から始まったそうです。
父が変電版を修理をすると、そこの周りには少しずつ電気の明かりが点いていく、講師の先生はそんな父の仕事に誇りをもっていたそうです。楽に儲けられる悪い話はきっぱり断り、自分の仕事が人の役に立つ、世の中の役に立つ。それを貫かれた昔の日本人の力強さを感じました。
戦後の日本は何もないところからのスタートだったと想像するしかありませんが、こういった方々が日本を良くしたいと考えて、実現した結果が現在の日本です。どんな仕事もその礎の上で成り立っているということで、道路、電話、サービスetc…全てのものがあることにまずは感謝しかありません!ジョージアのCMで「全てのものは誰かの仕事でできている」というキャッチがありましたが、正にそれです。
■近江商法の特長からアーバンプランニングも頑張ります!
定番ではありますが真理でもある「三方よし」!
『売り手よし』『買い手よし』『世間よし』ということですが、近江商人はこの考えで成長してきました。
そして、最初に触れた近江商人商売十訓です。「三方よし」が経営理念で、「近江商人商売十訓」は行動指針ということで、近江商人から学ぶことは多いと思いました。
アーバンプランニングの経営理念は『広告で笑顔あふれる世の中を作る』ですが、近江商人からのリスペクトから、下記の提言に発展させたいと思います。
私たち株式会社アーバンプランニングは、皆さんの良い商品(サービス)を、時代に合った広告手法により、世間の皆様にその良さを伝え、良い商品(サービス)を広めます。それにより街の発展に寄与し、笑顔溢れる世の中を作る企業であること目指します。
今日の朝礼で、このような話を社員にも伝えさせていただきました。
朝から講師としてご教授いただきました先生に深い感謝を申し上げます。